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[米国]
【コラム】
どこまで続く? eリーダーの価格戦争
アマゾンの格安「Kindle」投入に競合他社は追随するのか
(2010年08月02日)
| Amazon.comが発表したeリーダー「Kindle」の新モデル。Wi-Fi専用バージョンはわずか139ドルだ |
eリーダーの価格は一体いつ下げ止まるのか。米国Amazon.comは先週、eリーダー「Kindle」の価格を最新のWi-Fi専用モデルで139ドルに引き下げ、電子書籍業界に衝撃を与えた。ライバルの米国Barnes & Noble、米国Borders、日本のソニーは価格引き下げに追随するだろうか。
最近の動きからすると、この激しい価格競争はまだ終結には程遠い。価格がどこまで下がるか予想がつかない。eリーダーを買おうとしている人は、しばらく買い控えるのが賢明だろう。近いうちにさらに値下がりが進みそうだからだ。
価格競争の新展開
eリーダーの最近の値下げは、大手書店チェーンのBarnes & Nobleが6月、3G/Wi-Fi対応eリーダー「Nook」の価格を259ドルから199ドルに引き下げて口火を切った。拡大中の電子書籍市場でシェアを確保しようと躍起になっている同社は、NookのWi-Fi専用モデルも149ドルという非常に積極的な価格で投入した。
Barnes & Nobleの攻勢を受け、ネット小売り大手のAmazonは対抗措置を打ち出した。電子書籍最大手のAmazonは、ただちにKindleを259ドルから189ドルに値下げ。先週にはより軽量かつ高速の最新版Kindleをリリースし、Wi-Fi/3Gモデルの価格を189ドル、Wi-Fi専用モデルを139ドルに設定した。
Barnes & Nobleは次にどう出るのか。問い合わせたところ、回答は得られなかったが、同社は7月30日、同社の店舗に1,000平方フィート(約92平方メートル)のNook専用販促コーナーを設置していくと発表した。
もちろん、eリーダーを手がけているのはAmazonとBarnes & Nobleだけではない。Bordersも「Kobo」を150ドルで販売している。ソニーも7月、「Reader Pocket Edition」を170ドルから150ドルに値下げしている。ただし、KoboもReader Pocket Editionも無線通信機能を備えていない。どちらの製品も、コンテンツをダウンロードするには、PCにケーブルでつながなければならない。
新しい安価なガジェット
AmazonのKindleが399ドルで登場したのはつい最近に思える(正確には2007年11月)。値段は高かったが、このポータブル・デバイスはユニークで(基本的に、読書用iPodと言えるものだ)、ITに強い読書家など早期ユーザーの支持を集めた。
それから3年も経たないうちに、エントリーレベルのKindleは、初代モデルのほぼ3分の1の価格となっている。
139ドルまで下がったKindleは、急速に衝動買いの対象になろうとしている。消費者はあまり前もって考えずにこの安価なガジェットを買い、買った後で後悔することもあまりないだろう。私は、間もなく99ドルのeリーダーが市場に登場するのではないかと踏んでいる。それはAmazonのライバルの1社から投入されることになりそうだ。
(Jeff Bertolucci/PC World米国版)
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